バイリンガル育児を楽しもう!

Nov. 22, ’02~

Heart 2
花のフェンス花のフェンス


November 22, 2002

Armish

実は、私のいる地域にはArmishがたくさん住んでいる。
このArmishというのは、確か刑事ジョンブックとかいう映画で話題になり
知っている人も多いかと思うのですが、アメリカの開拓時代当初のままの生活を維持しよう
としている人達というか、とにかく、文明の利器を使わずに生活しようとしている人達です。

例えば、電気やガスや自動車は使わないとか(もちろんテレビのラジオもありません)、今の便利な
生活に慣れてしまった私たちには、とても考えられないような生活を今でもしている人達です。

こうした人達の家が、私のいる地域には、結構あって、ステイ先から100メートルも歩くと
そういう人たちの集落があります。とにかく全てルールに従って生活している人達です。
子供たちには、テレビもテレビゲームもビデオもありません。休日などには、
家族みんなで畑仕事をしている姿をよく見かけます。

さて、この人達ですが、着る服ももちろん決まっていて、男の子は、青のシャツの上に、
ちょうど日本の中学生の男の子の制服(上)のような服を毎日来ています。
そして、麦藁帽子をかぶっています。この帽子は、麦藁帽子といっても、形は、
ちょうど、缶詰の缶を輪切りにしたような形をした帽子で、いわゆる麦藁帽子とは少し違います。
女の子は、濃い色(黒や紺)のワンピースの上にエプロンをつけ、
白か紺のボンネット見たいのを被っています。

自動車は使わないのでバギーと呼ばれる馬車に乗っています。
これは、二人乗り位の小さな黒い馬車で、いわゆる一般的に知られている馬車よりずっと小さいです。
で、火曜日と木曜日が、冠婚葬祭の日と決まっていて、ちょうど今が農作業の一段落した季節なので、
火曜日と木曜日には、毎週のように結婚式があり、たくさんのバギーを見かけます。
このバギーは車と同じ車道を走るので、車は大抵追い越していくしかありません。

あと、子供たちは学校へは歩いていく(他の地域の子供達は、殆どスクールバスを使うのですが、
Armishだけは、スクールバスを使わないらしい)ので、朝学校へ向かって歩いている子供たちの姿を
よく見かけます。それから、Armishの学校ですが、学校は8年生で終わりになるので、
そのあとは、もう学校に行かず、大抵は親の農場の仕事を継ぐそうです。

う~ん、それにしても、ここのArmishの学校では、電気を使っていないんだろうか?

とにかく勤勉で、歩いて学校へ通うとか、黒い上下の服とかそういう点は、
結構日本の中学生みたいで、勤勉という意味においてだけだけど、
日本人と共通している所がある気がしました。

Armish

近くのArmishの家で、結婚式がありました。
この写真はその結婚式の日に、Armishの人達のバギーが集まった時の写真です。
馬車の色は、Armishの出身地をあらわしていて、
馬車の色で、そのArmishがどこの出身かわかるそうです。

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November 23, 2002

American Students

実際にアメリカの小学校で教壇に立って授業をしていく中で、
日本の子供達とアメリカの子供達の違いを感じることがいくつかあったので、
今日は書いてみたいと思う。

こちらの一般のアメリカ人の子供たちは、学校で我慢するとか耐えるということを
あまり教えられていないような気がする。例えば、学校へ歩いて通うなんて子供はいないし、
お掃除もない。また、忍耐力がないとできないマラソン大会とかもないし、給食だって、
嫌いなものの時は、お弁当をうちから持っていけばいいし、給食も選択制になっているんで、
例えばレタスの嫌いな子は、レタス抜きのハンバーガーにすればいいんで、全くレタスを食べる
必要はない。とにかく嫌なことは、やらなくてもいいという主義だ。

先日、娘がFunKey(これは、キーボード作業の訓練のゲームなんで、
支持された文字をいかに早く打てるかというゲームです)をやっていたら、
遊びに来ていた年上の男の子がきてやってみたいというんでやらせてあげたら、
一回やって、自分にはあってないからやらないといって帰っていってしまった。
それで、また、昨日やるか聞いたら、今度は、なんと、指示された文字を探すのが面倒くさいんで、
キーボードを全部左から右へ一つの指でダ~っとスライドさせていってゲームで得点を得る
ということをし始めて、呆れてしまった。これは、たまたま彼が、そういうことが苦手だからで、
アメリカ人だからって訳ではないと思うんだけど、年上のお兄ちゃんなのに娘の前で
そんなことして欲しくなかった。娘もしばらく面白がって、同じようにして、
ゲームをし始めたんで、困ってしまった。全くもう~!!

あと、こちらには、行儀というものは存在しないような気がする。
もちろん、高い所に登ったりすると危ないからやめなさいとか食事中は席を立たないとか、
そういうルールはあるんだけど、学校で、子供達が本読みをするときは、絨毯の上に胡坐で座って、
本をひざに立てかけて持って読むように先生が指示する。

一番驚くのは、よくペアで学習することがあるんだけど、そのときに、
床の上に寝転がって、ノートに答えを書いている子供達が結構いることだ。
中には廊下で寝転がって、二人で勉強している子供達もいて、これには驚かされる。
第一、靴で歩く所に寝そべってしかも勉強をしていて、
それをまた先生がよしとしている感覚には、どうしてもついていけませ~ん。

Students

授業中にペアワークをする生徒達。
床に寝転がって勉強しても良いことになっている。

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November 24, 2002

Visiting Mr. and Mrs. Swigart

今日は、Swigartさんの教会の日曜学校に招待されて、
そこで中高生に折り紙とお箸の使い方を教えてきた。

中学生と高校生には、BMSでも来月いろいろな日本文化の紹介をすることになっているから、
ちょうどどんな感じになるか様子がわかってよかった。
やはり小学生に比べると飲み込みが早いので教えやすかった。高校生の男の子達も、
素直に話を聞いてくれたんで、ほっとした。 これだったら、中高生も何とかなりそうだ。

この教会では、今週末に、サウスダコタにあるIndian居住地に手作りの
布団のようなものを食料品を届けに行くそうで、そうした品物が教会にずらっと並べられていた。
Indian達は、ちゃんとした教育を受けていないのでちゃんとした職つくことが難しいので、
アルコールによる問題が多いそうで、いろいろと問題を抱えているそうです。
20年前に、ネブラスカ州に行ったときに、私もその居住地の一つに行ったことがあるのですが、
その時に、アメリカ人が、自分達が彼らをそういう風に追い込んでしまったんで、
少し責任を感じていると言っていたのを思い出した。

教会の日曜学校のあと、Swigartさんの家に招待されて行った。ここのご主人は、ビジネスマンで、
いろいろな国にも行った事があり、話をしていてとても楽しかった。
彼は、やはりこの地域はすごい田舎なんで、親も子供もずっとこの田舎にいればよいと
思っている人が結構いて、大学に行かなくても言いと思っている家庭も多いと言っていました。
彼は、やはりいろいろな考えを知ることはすごく大切だから、やはり子供には、
広い世界に飛び出させて、その中で一番大切なものを見つけさせたいと言っていた。

彼も彼の奥さん(彼女は教会の牧師さん兼幼稚園の先生です)も敬虔なクリスチャンですが、
そういう考えを持っていてとてもうれしかったです。他の事をなにも知らないで、
自分の信仰だけが正しいと初めから思い込むより、いろいろな考えを知った上で、
自分の信仰について考えるのが一番いいと考えていると言っていた。

その辺で、意気投合してしまって、予定を2時間もオーバーして、
すっかり話に花が咲き、楽しいひと時を過ごさせてもらった。

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November 25, 2002

Christmas Tree

今週の木曜日は、感謝祭で、それが終わればもう、クリスマス一色になる。

ということで、今日から、私は、折り紙でクリスマスツリーを作り始めた。
折り紙と言っても、普通のではやわらかすぎるので、画用紙を使ってなんだけど、
結構これがうまくできて、先生達には好評です。もちろん、本を見て作っているんだけど、
画用紙をいろいろなサイズにきるのが大変なのと、飾りつけ作業が細かな作業で大変かな?

今週は、月曜日だけ通常の日課で、火曜と水曜は先生と親の個人面談があるので、
午前中で子供達は帰り、木曜から約1週間は、感謝祭のお休みに入る。ってことで、
私のレッスンは今週は1コマしかないので、結構ゆとりがある。
まあ、それでこのクリスマスツリーを作ることにしたんだけど、、、。

この親子面談なんだけど、こちらでは、両親と先生とするそうで、この日は、
仕事の休みのとれないお父さんもいるので、夜結構遅くまで面談は予定されているようです。
(っていっても6時とか7時かなぁ?) 両親と必ず面談するっていうのが、すごいと思う。
アメリカでは、父親もとても子供の教育に関心をもってかかわっているし、
父親が子供と接する時間がとても多いような気がする。

今日の2年生のReadingは、ワークを少しやったあと、教科書の話を題材にした絵本を作った。
まあ、まとめということらしい。でも、絵を描いている時間がすごく長かったから、
なんだか、図工の授業のようにも感じられてしまいました、、、。

2年生の授業見学も、明日からは特別日課と感謝祭の休暇があるので、
今日でとりあえず、終わりになります。
12月は中学と高校に教えに行く予定なので、小学生の授業見学は機会があればということになる。

Christmas Tree

この日に作ったクリスマスツリーと、その前に作った3Dボール。
どちらも、結構時間が掛かりましたが、楽しみながら作ることができました。

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November 26, 2002

Christmas Musical

こちらの小学校では、12月13日にクリスマスミュージカルとかいう催しがあって、
まあ、音楽発表会のようなものだと思うけれど、
小学生全員でやるので、結構見ごたえがありそうだ。

で、今日からその全体練習が始まったんだけど、2年生は、
歌の他にリンボーダンスを披露すると娘が言っていた。
よくわからないけれど、さすがアメリカ、歌も踊りものりが日本人とは違いそうです。
先日もトーリーっていう娘の友達が遊びに来て、一緒にビデオを見ていたんだけど、
トーリーは歌が始まったらビデオを見ながら一緒に踊り出してしまって、またその踊り方が、
日本人ののりとは違って、うまいんだよね~。やっぱ、その辺から、なんか日本人とは違いますぅ。

私の方は、今日は殆どレッスンがなかったので、
昨日作って好評だった折り紙のクリスマスツリーをまた作ってみた。
飾りのリボンがなくなってしまったんで、次のショッピングの時に忘れないように買わないと。
感謝祭の休日明けには、3つ完成させられそうです。

机の上におくにはちょうどいいサイズなんで、
小学校と中学のビルにそれぞれ飾って、残りはどこに飾ろうかなぁ?

今日ベスは父兄との面談で、帰宅したのが、7時半だった。とても疲れたと言っていたけれど、
私が教師をしていたときは、いつもそのくらいの時間に帰宅していたから、さすがに、
それだけ遅く帰ってくると、何もする気が起こらないよね~。 
あ~、やっぱりアメリカの先生は、いいな~、、、。

今、雪が降っています。今夜は結構降って、数インチ積もると天気予報で言っていました。
明日の朝が楽しみです。

そうそう、こちらにきて、まだなかなか慣れないのが、単位です。アメリカだけ、
今だに、マイルやらファーレンハイトとか使っているから、
初めはその話になると全くお手上げでした。
最近やっと大体の換算率がわかってきたのでなんとかわかるようになってきましたが、
こればっかりは慣れるまで、全然駄目でした。

あと、インチで思い出したんだけど、先日テレビの話をしていたら、何故か日本でも、
「テレビのサイズだけはインチだ~」っていうことに気がついて、、、
どうしてかなぁ?なんて不思議に思いました。 高柳氏の「い」の字の実験って、
アメリカより一足遅かったんでしたっけ?前にテレビで見た覚えがあるんだけど、忘れちゃいました。

こちらでも、日本製品、特に、テレビやファックス、コピー機とかは日本製品、多いです。
先日お邪魔したお宅では、ソニーのテレビはこの12年一度も修理していないって自慢してくれました。
親戚の家ではアメリカ製のテレビをこの12年で6回も買い換えているのに、
ソニーのテレビはすごくいいと日本製品を褒めてくれました、、、。
やっぱりこういう話を聞くとうれしいね!

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November 27, 2002

American Students

アメリカの学校で、日本ではあまりみられない光景は、やっぱり、Hugしている光景かな?
 2年生は朝の会を教室の後ろにある絨毯の上で座ってやるんだけど、
その朝の会の最後に当番が一人ずつ子供の名前を呼んで、呼ばれた子は前に一人ずつ出てきて、
先生が生徒をHugします。で、その時に、必ず、" I love you,○○."って先生は一人ずつ言います。
その後、子供は今度は当番の子の所に言って、その子をHugします。
これは、男の子も女の子もします。

日本では、あまりこういう習慣はないので、娘は日本にいる時は
こちらがHugしようと思っても うっとうしがったりした(子供が泣いている時は別ですよ)んですが、
こちらにきて新しい習慣の中で、すっかりHugが大好きになりました。

先日、娘がTreasure Huntをやってというので、何かと思ったら、私に手紙をくれて、それには、

(1)First go to the living room.
  You’ll see the couches there.
  Check under the cushion on the big couch.
  You will find the letter under the cushion.

って書いてあって、で、居間に行ってクッションの下を見ると手紙があって、その手紙には、

(2) Go to the top of the bunk bed in your room.

ってかいてあって、そこに行くとまた手紙があって、

(3) Go back to your seat in your room.

で、また、そこに手紙があって、

(4) Go to Celina’s seat. The treasure is on her seat.

ってかいてあるんで、そこに言ってみると、、、

ハハハ、娘が座っていました。そして、"I love you, Mommy."といいながら、
Big Hugをくれました。なんだか、こっちに来てから、娘は愛情表現がうまくなったような気がします

ところで、Huntingといえば、この地域では、
1年のうち11月の25日~27日の3日間だけ熊狩りをするそうです。
で、
今日はその最後の日で、近所の人が235キロもある熊を仕留めたそうで、
その熊を見せてもらいに行ってきました。

熊は狩った後、検査機関につれていって、そこで、歯を1本抜いて、熊の年齢を調べるそうです。
熊の歯は輪切りにすると、木の年輪のようになっているので、それで熊の年齢がわかるそうです。
熊の歯がそんな風になっているなんて初めて知りました!みなさんご存知でした?

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